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医療情報システムにおける相互運用性実証事業


 保健医療分野のIT化の中心的課題として、電子カルテの導入促進が議論されてきていますが、電子カルテの普及率が低い最も大きな要因は、電子カルテのコストが高いためであると言われており、その原因の一つとして標準化が進んでいないことが挙げられています。


 医療情報システムの統合的なシステム構築に当たっては、連携するシステムを提供するベンダ間でどのような接続インタフェースにするかの折衝調整が必要であり、この作業がベンダ、ユーザ双方にとって大きな負担となっています。この課題解決のために標準化の果たす役割は大きいと考えます。


 システムの価値は、システムが提供する機能であり、システム間のインタフェースはシステム統合のための手段でしかありません。統合されたシステムが提供する機能にこそ、システムの価値があり、システムベンダは機能の向上にその能力を注力すべきであります。このような環境が整備され、同じカテゴリに属するシステムベンダ間での競争が生じたり、ベンダが提供するシステムに繰り返し需要が認められれば、大幅なコスト低減が可能となります。


 一方、患者の生涯にわたる診療記録を参照できることが、より質の高い診療を提供することにつながると言われています。これが可能となるためには、診療情報・データが継続的に利用できる仕組みが不可欠であり、そのためには、時間的・空間的にシステム間で情報交換が簡便にかつ安全に行われる基盤が必須であります。


 現在の医療情報システムは、一社で効果的なシステム構築を行うことは困難であり、それぞれの分野において得意なベンダが参入できるマルチベンダによるシステム構築環境が必要とされているため、今後、高度な相互運用性が求められています。 そこで、医療情報システムの相互運用性を効果的に実現するために、相互運用性の実証プロジェクト及び調査研究・普及推進事業を実施しました。

相互運用性
実施計画
本事業は、平成16年度から平成19年度までの経済産業省の事業として実施されました。
実施計画「H17.3 PDF形式(132KB)」
報告書
平成19年度報告書(H20.3)
平成18年度報告書(H19.3)
平成17年度報告書(H18.3)
平成16年度報告書(H17.3)